中町遺跡(なかちょういせき)

  北群馬郡吉岡町大久保字中町にある。旧田端川と午王頭川に形成された東緩傾斜台地上に立地する。1990年に町道改良工事に伴って吉岡町教委が約450平方メートルを発掘調査した。奈良・平安時代の竪穴住居5棟をはじめ掘立柱建物、土坑、溝などが見つかった。本遺跡の西方には同時期の大集落である金竹西遺跡があり、この集落の一部をなすものとも考えられる。そのほかの遺構としてL字に折れ曲がる集石溝や石組井戸などが見つかり、それらの位置関係や出土した多量の陶磁器片の様子から、酒造業にかかわりのある江戸時代の屋敷があることも明らかとなった。出土遺物は吉岡町教委に保管されている。〈瀧野巧〉

[文献]
◇『中町遺跡』 吉岡町教委 1996

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