| 中里天神塚古墳(なかざとてんじんづかこふん) |
| 群馬郡群馬町中里にあり、榛名山東南麓の唐沢川の東に位置する。『上毛古墳綜覧』には上郊村第12号墳として記載されている。1978年に上越新幹線建設に伴って県教委が発掘調査した。後世の削平を受けており、墳丘の形は不明である。埋葬施設は横穴式石室で、地山を掘り下げて構築している。両袖型と考えられ、玄室の根石と羨道の一部が残っていた。石室の現存長は3.8メートルで、玄室の長さは2.25メートル、幅は1.55メートルある。遺物は、金銅製耳環6個のほか、直刀、刀子、鉄鏃および木棺に使用されたと思われる鉄釘が出土している。7世紀に構築されたものと推定される。出土遺物は県埋文センターに保管されている。〈井川達雄〉 |
| [文献] ◇『三ツ寺III遺跡 保渡田遺跡 中里天神塚古墳』 県埋文事業団 1985 |