長岡遺跡(ながおかいせき)

  吾妻郡中之条町中之条字長岡にある。町の南部を東流する吾妻側左岸の河岸段丘上に立地する。長岡I遺跡は国道353号改築工事に伴い1995年から1996年にかけて、長岡II遺跡は鉄塔移設に伴って1996年に中之条町教委が発掘調査した。調査面積はI遺跡が3000平方メートル、II遺跡が121平方メートルである。I遺跡では弥生時代後期から平安時代の竪穴住居11、掘立柱建物8、溝8など、II遺跡では奈良時代の竪穴住居1棟が調査された。遺跡の東側を流れる胡桃沢川を隔てた一帯には、弥生時代後期から平安時代にかけての遺跡があるが、当遺跡の調査によって吾妻側左岸の段丘上には広範囲にわたって集落が展開していることが明らかになった。出土遺物は中之条町教委で保管している。〈須崎幸夫〉

[文献]
◇『長岡I遺跡』『長岡II遺跡』 中之条町教委 1996

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