長岡遺跡(ながおかいせき)

  勢多郡粕川村深津字長岡にあり、石田川と東神沢川に挟まれた台地上に立地する。1991年から1992年に工業団地造成に伴って粕川村教委が発掘調査した。縄文時代早期から後期、古墳時代から平安時代の遺構、遺物があり、旧石器時代の石槍も2点出土している。主な遺構は、縄文時代早期から前期のものと考えられる陥穴145、7世紀後半代の竪穴住居6、古墳4、土器捨て場1などである。古墳は隣接する西原古墳群に含まれるものと想定される。土器捨て場からは須恵器高坏、横瓶、提瓶など特殊な土器の破片が多量に出土し、祭祀に関連する遺構である可能性がある。ほかにAs-Bに覆われた平安時代の畠1、簡易式炭窯7も見つかった。また平安時代以降としか分からないが、土地区画のために開削されたと考えられる長大な溝が見つかり、台地上を方形に区画していた。出土遺物は粕川村教委に保管されている。〈梅澤克典〉

[文献]
◇『長岡遺跡』 粕川村教委 1994

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