| 九十九川遺跡群(つくもがわいせきぐん) |
| 安中市後閑にあり、九十九川の左岸の下位段丘上に立地する。1989年から1992年にかけて、ほ場整備事業に伴って安中市教委が発掘調査した。三反田遺跡、如来堂遺跡、深町遺跡、広川遺跡、町浦遺跡、宿路遺跡、山王前遺跡、前原遺跡、鍛冶屋遺跡、井ノ尻遺跡、広田遺跡、後閑3号墳などの遺跡を含む。調査の都合上多くの遺跡名がつけられるが、後閑3号墳以外はすべてAs-B直下の水田で、九十九川の沿岸に同時期に広がっていた一連の水田である。水田の区画に規則性はなく、土地の傾斜や水の流れ方に応じ造られている。如来堂遺跡からは人間、馬、カモシカの足跡が見つかった。馬の足跡は歩行状態が分かるほど明瞭であった。後閑3号墳は、平面形がT字形の横穴式石室を持つ円墳で、6世紀第1四半期のものと考えられる。出土遺物は安中市教委に保管されている。〈千田茂雄〉 |
| [文献] ◇『九十九川沿岸遺跡群』1・2・3 安中市教委 1991・1992・1994 |