| 田中田・久保田遺跡(たなかだ・くぼたいせき) |
| 安中市西上磯部字田中田、字久保田にある。1989年に工場用地造成に伴って安中市教委が発掘調査した。古墳時代中期の方形周溝墓1基と平安時代の水田が見つかった。方形周溝墓は1辺約6メートルの方形で、0.6メートルから2メートルの幅の周溝がめぐる。埋葬施設は土坑と推定される。単口縁の台付甕、甕、高坏などが出土しており、5世紀前葉のものと判断される。水田はAs-B直下のもので、調査区全体で確認された。畦、水路、耕作痕のほか、馬の歩行痕が多数見つかった。この歩行痕から馬に大小2種類があることが分かった。また、単に直線的に歩行しているだけではなく、不規則な足踏み状態の場所も認められる。出土遺物は安中市教委に保管されている。〈大工原豊〉 |
| [文献] ◇『田中田・久保田遺跡』 安中市教委 1992 |