| 竹腰遺跡(たけこしいせき) |
| 多野郡吉井町池字竹腰にあり、鏑川右岸の下位段丘面に立地する。1989年に店舗建設に伴って吉井町教委が発掘調査した。竪穴住居21、方形周溝墓1、土坑6、溝1が見つかった。竪穴住居は、9世紀後半3、10世紀前半2、10世紀後半16で、平安時代の集落であることが分かった。出土土器には土師器の甕、須恵器(坏、碗、皿、羽釜、土釜、甑、高台付皿、高台付碗)、灰釉陶器(瓶、段皿)などがある。9世紀後半の14号住居からは、床面に敷かれた多量の礫の一角から馬の歯が出土している。土坑は、出土土器からすべて平安時代のものと考えられる。4号、5号土坑の側面下半は熱を受けて赤化し、底面に炭化物が堆積している。焼骨は出土しなかったが、火葬墓の可能性がある。出土遺物は吉井町教委に保管されている。〈入澤雪絵〉 |
| [文献] ◇『竹腰遺跡』 吉井町教委 1990 |