| 滝川C遺跡(たきがわCいせき) |
| 高崎市下斉田町字小柴にあり、1976年に関越自動車道建設に伴い県教委が発掘調査した。滝川と広沢川に挟まれた桑畑で、広沢川左岸を南北に延びる台地上に立地している。調査は台地から低地に向かう南東斜面部が対象となり、30基の土坑と19条の溝が見つかった。溝の時期は新旧さまざまであるが、土坑は小ピット状のものから楕円形までバラエティーに富んでおり、古墳時代前期石田川式の土器が出土するものが多い。同様に、遺跡全体の包含層からも同時期の遺物が多数出土しており、中には近畿地方の土器が混入している。今回の発掘調査地点では土坑と溝しか見つからず、そのほかの遺構は確認できなかったが、周辺に本拠地があることが想定できる。周辺に展開する古墳時代初頭期の遺跡との関連が問題となってこよう。出土遺物は県埋文センターに保管されている。〈巾隆之〉 |
| [文献] ◇『下斉田・滝川A遺跡 滝川B・C遺跡』 県埋文事業団 1987 |