滝遺跡(たきいせき)

  沼田市下川田町字滝にあり、丘陵に連なる利根川右岸の舌状台地上に立地する。1987年にほ場整備事業に伴って沼田市教委が発掘調査した。縄文時代前期などの竪穴住居2、土坑類26と、平安時代以降の掘立柱建物2などが見つかっている。土坑のうち7基は長楕円形の陥穴である。出土土器は、前期諸磯式の土器が主体であるが中期前半期などの遺物も出土している。石器は、打製石斧類のほか石鏃の多さが目についた。西側の調査区に位置する掘立柱建物は、いずれも2間×3間の総柱の建物で、地面を平坦に地業して雨落溝があるなど、一般的な掘立柱建物とは異なる。出土遺物は沼田市教委に保管されている。〈小池雅典〉

[文献]
◇『沼田西部地区遺跡群 滝遺跡』 沼田市教委 1990

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