高浜焼窯跡(たかはまやきようあと)

  前橋市大手町にあり、前橋城高浜曲輪の内部にあたる。1954年に前橋地方検察庁建設の際に発見され、尾崎喜左雄によって現地が確認された。『前橋藩松平家記録』に、富士見村の「皆沢焼」とともに記載されている「高浜焼竈」であることが分かった。この窯は佐藤信淵が文政9(1926)年に前橋城を訪れた際の記録にある窯で、文化12(1815)年ごろ藩営窯として創業し、文政5(1822)年には民間貸与されていることなどが分かった。その後、採集された製品や窯道具の紹介がなされ、この窯が皆沢焼と同じ染付磁器の碗、皿や陶器の鍋などを生産していたことなどが明らかになっている。〈大西雅広〉

[文献]
◇『前橋市史』3 1975
◇加部二生「前橋高浜窯について」『群馬文化』217 1989

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