| 高野原遺跡(たかのはらいせき) |
| 利根郡川場村生品にあり、利根川の支流、田沢川の左岸に立地する。会社建設に伴い1974年に県教委が発掘調査した。調査の結果、住居12、弥生時代後期の土坑2、古墳4、墓坑4が見つかった。住居のうち5棟は、工事にかからないため平面形の確認のみである。調査された住居は、弥生時代後期の樽式期が2棟、古墳時代初頭の石田川式期が5棟である。うち樽式期1棟と石田川式期3棟は、焼失家屋であった。古墳は、いずれも部分的な調査であるが、直径30メートルほどの円墳であると思われる。1号墳から3号墳は、Hr-FPが周堀内に堆積しており、6世紀中葉以前の構築と考えられる。埋葬施設は、削平のため不明であった。4号墳は、Hr-FP降下後の構築である。同じく埋葬施設は不明である。墓坑群からは、須恵器の碗、甕、短頚壷などが出土し、9世紀のものと思われる。出土遺物は、県埋文センターに保管されている。〈石田真〉 |
| [文献] ◇『門前橋詰・舛海戸遺跡 高野原遺跡』 県埋文事業団 1989 |