| 高関北沖遺跡(たかぜききたおきいせき) |
| 高崎市高関町字北沖にあり、井野川右岸段丘上に立地する。1991年に店舗建設に伴って高崎市遺跡調査会が発掘調査した。調査面積は263平方メートルで、As-B直下の黒褐色粘質土遺構面および土師器などの小片10点が出土した。As-B直下の遺構面には、人の足跡や獣の足跡とみられる窪みのほか、As-B降下後の鋤痕も多数残る。高崎市内のAs-B直下水田に見られる土壌と共通性が高いが、畦や水路などの施設を調査区内に見いだすことができず、本遺構が水田であるか否かは未確定である。同じ北沖地内の北西約150メートル地点では水田が確認されており、近接地での発掘調査の機会を重ねることで判定可能となろう。As-B直下遺構面より下層は、暗灰色粘質土、シルト層で、遺構は見つからなかった。調査資料は高崎市教委に保管されている。〈久保泰博〉 |
| [文献] ◇『高崎市内遺跡埋蔵文化財緊急発掘調査報告書』120 高崎市教委 1992 |