| 下高田堀之内遺跡(しもたかだほりのうちいせき) |
| 甘楽郡妙義町下高田字新光寺前(通称堀之内)の高田川左岸低位段丘上、標高192メートルに立地している。1987年から1988年にかけて、ほ場整備事業に伴って道路、水路部分を妙義町教委が発掘調査した。調査の結果、古墳時代前期の竪穴住居と中世以降の掘立柱建物、溝、土坑、井戸などが見つかった。この中世に関係した遺構は、調査区の東端で薬研堀が、西側で掘立柱建物や井戸が確認されたことから、居館に関係するものと考えられた。遺物には、青磁などの輸入陶磁器と、天目茶碗などの国産陶磁器類や鉄製火鉢など、1100年代後半から1600年代前半のものがあった。山崎一は『吾妻鏡』に記された高田氏館跡と推定しているが、高田氏が同町内の菅原にその居を移したとされる後の時期の遺物も含まれることから、今後の検討課題も含まれている。出土遺物は妙義町教委に保管されている。〈津金澤吉茂〉 |
| [文献] ◇『群馬県妙義町 妙義東部遺跡群(II)発掘調査報告書 IV.堀之内遺跡 V.高鳥井遺跡 VI.遠鶴巻遺跡』 妙義町教委 1989 |