| 下吉祥寺遺跡(しもきちじょうじいせき) |
| 伊勢崎市豊城町、権現山遺跡の北方1.3キロメートルにある。東側に谷地を望む微高地で標高は78メートルである。1979年から1981年にかけて、土地改良事業に伴って伊勢崎市教委が発掘調査した。竪穴住居67、製鉄遺構1などが見つかっている。竪穴住居は縄文時代が3棟で、中心は古墳時代であり、奈良・平安時代のものまである。注目される竪穴住居として、竈の両わきに棚状の施設をもつものがある。棚は住居床面から約40センチメートル上にあり、住居東壁に作られている。棚の壁高は約20センチメートルで、ほかの2方の壁と続く。この棚状施設がこの住居と一体であることは、棚部から出土した土器片と住居床面から出土した土器片が接合したことから分かる。時期的には出土遺物から平安時代と考えられる。出土遺物は伊勢崎市教委に保管されている。〈村田喜久夫〉 |
| [文献] ◇『下吉祥寺遺跡』 伊勢崎市教委 1980・1981・1982 |