| 島野中町遺跡(しまのなかまちいせき) |
| 高崎市島野町字中町にあり、利根川の右岸約1キロメートルに位置する。1991年にガソリンスタンド建設に伴って高崎市遺跡調査会が発掘調査した。As-B下の水田が見つかった。上幅60センチメートルから80センチメートル、下幅110センチメートルから125センチメートルの東西方向畦と上幅35センチメートルから40センチメートル、下幅80センチメートルから95センチメートルの南北方向畦が十字状に交差している。水田土壌となる黒褐色土からは高密度のイネの植物珪酸体が見つかっており、稲作が行われていた可能性が高いことが検証されている。平安時代水田土壌直下には灰色土層があり、さらに下層の黒色粘質土面では平安時代後期水田の畦とほぼ同様な位置からゆるやかな山形の畦状の高まりが見つかっているが、この土層ではイネのプラントオパール密度は極めて低い。調査資料は高崎市教委に保管されている。〈志田登〉 |
| [文献] ◇『高崎市内遺跡埋蔵文化財緊急発掘調査報告書』 |