芝宮古墳群(しばみやこふんぐん)

  富岡市富岡字芝宮にあり、100基余りの古墳が鏑川左岸に群在する。古墳時代後期の古墳群と考えられる。1990年に上信越自動車道のアクセス道路建設に先立って、富岡市教委が7基を発掘調査した。古墳のうち4基は墳丘が壊滅状態にあったが、80号墳、79号墳、76号墳の3基は築造当時の形状、規模を辛うじて把握できた。80号墳、79号墳は、直径約17メートルの2段築成の円墳、76号墳が直径約10メートルの墳丘中段にテラスを伴わない円墳であることが分かった。79号墳からは、円筒埴輪42本が出土した。基底部の遺存した円筒埴輪は31本を数え、底部調整の施されたもの23、施されないもの8で、施された方が約3倍近くになる。また、円筒埴輪42本中、2段突帯3段構成のものが1本あった。朝顔形円筒埴輪、力士形埴輪全身像、人物埴輪の頭部、顔部、頚部や胸部、男子全身像の上衣部、円筒形基部にのる人物埴輪の靴部、楕円形基部の人物埴輪、蓋形埴輪、翳形埴輪、家形埴輪、靫形埴輪、大刀形埴輪、帽子形埴輪、馬形埴輪などもある。76号墳からは、円筒埴輪12本が出土した。人物埴輪の頭部、美豆良、肩部や女子の胸部、動物埴輪の尾部、馬形埴輪の耳部、脚部や鞍部、家形埴輪の窓部、器財埴輪では大刀、靫、盾、帽子形がある。1990年には、住宅団地造成に伴って富岡市埋文調査委が96号墳(大国塚2号墳)を発掘調査し、円筒埴輪片、水晶製切子玉、ガラス小玉、土玉や弓の飾り金具が出土している。出土遺物は富岡市教委に保管されている。〈篠原幹夫〉

[文献]
◇『大国塚2号墳』『芝宮古墳群』 富岡市教委 1991・1992

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