柴崎遺跡群・南大類遺跡群(しばさきいせきぐん・みなみおおるいいせきぐん)

  高崎市柴崎町および南大類町にある。井野川右岸段丘上位面に立地する。1988年から1990年および1992年から1993年まで、国道354号改良工事に伴って高崎市教委が発掘調査した遺跡の総称である。対象地は、柴崎地区土地改良事業に伴う発掘調査がすでに終了している柴崎遺跡群内にあって、国道予定地として除外されていた部分およびその西方の南大類町であり、柴崎町の藤塚前を東端に、東原、新堀、西浦、西沖地区および西端の南大類町の柳原に至る約1.65キロメートルの区間である。遺跡内の低地部からは平安時代の水田、微高地部からは奈良・平安時代の竪穴住居や掘立柱建物、微高地から低地への移行部からは古墳時代前期、中世、近世などの溝が見つかった。遺物は土師器、須恵器など多量で、特に古墳時代前期の溝からは小型丸底壷、高坏、器台、坩、S字状口縁台付甕のほか、手捏土器、ミニチュア土器などが出土した。出土遺物は高崎市教委に保管されている。〈久保泰博〉

[文献]
◇『柴崎遺跡群 南大類遺跡群』 高崎市教委 1993

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