山王若宮遺跡(さんのうわかみやいせき)

  前橋市山王町にあり、前橋台地東端に立地する。広瀬古墳群の南端にあたり、かつて周辺には古墳が多く点在していた。1997年に特別養護施設建設に伴い前橋市埋文調査団が発掘調査した。古墳時代の竪穴住居14棟と古墳7基が見つかった。竪穴住居は4世紀後半から5世紀にかけてのもので、古墳構築に先だって造られている。竪穴住居上部は古墳構築によって壊されていた。古墳は墳丘部が削られ、周堀のみが見つかった。いずれも直径10メートルから15メートルの円墳であるとみられる。円筒埴輪と形象埴輪を伴う古墳が1基あって6世紀代のものとみられ、ほかは6世紀後半から7世紀中葉にかけてのものと考えられる。〈佐藤則和〉

[文献]
◇『山王若宮遺跡調査報告』 前橋市埋文調査団 1998

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