| 山王山古墳(さんのうやまこふん) |
| 館林市当郷町字丸屋敷にあり、城沼を南に望む洪積台地上に立地する。『上毛古墳綜覧』に記載された郷谷村1号墳にあたり、これには全長142尺、後円部高さ17尺の前方後円墳とされている。現在では後円部の一部と前方部の先端が削られているが、比較的良く原形をとどめている。1984年に館林市教委が試掘調査し、現況では全長47メートル、後円部径37メートル、高さ5メートルの規模がある。埋葬施設は未調査であるが、後円部墳頂部や南側くびれ部に凹地がみとめられ、ボーリング探査によりこの部分に石が確認できることなどから、横穴式石室であると考えられている。出土品としては『上毛古墳綜覧』には「金環、刀十口」とあり、刀の一部が隣接する善長寺に保管されている。また、試掘調査の出土品や採集資料として埴輪片がある。〈岡屋英治〉 |
| [文献] ◇『館林の文化財』 館林市教委 1997 ◇『群馬県の史跡 古墳編』 県教委 1995 |