| 沢田遺跡(さわだいせき) |
| 新田郡笠懸町の中央部、阿左美字沢田にある縄文時代を主体とする遺跡。岩宿の丘陵(稲荷山、琴平山)の西側に隣接し、南側の湿地(現鹿の川沼)に臨んだ大間々扇状地上の微高地に立地する。1988年に笠懸村教委(当時)の試掘調査によって遺跡が見つかり、同年(第1次)と1991年(第2次)に発掘調査された。縄文時代後期前半の住居6、土器埋設土坑4と土坑8のほか、歴史時代の溝などが見つかった。竪穴住居は重複したものがあったほか、敷石住居も調査されている。そのほか縄文時代早期の撚糸文、沈線文、条痕文系土器にわたる包含層が発見され、多くの土器片が出土した。これらの早期の土器群は、北側に隣接する稲荷山丘陵南斜面の岩宿遺跡C地点との関連があるものと考えられる。出土遺物は笠懸町教委に保管されている。〈小菅将夫〉 |
| [文献] ◇『笠懸町内遺跡』I 笠懸町教委 1993 |