| 上並榎仲沖遺跡(かみなみえなかおきいせき) |
| 高崎市上並榎町字仲沖にある。店舗建設に伴って高崎市教委が発掘調査し、2面の水田が見つかった。上層はAs-Bに埋没した水田で、南北および東西走行の畦がある。畦の幅は50センチメートルから60センチメートルの小畦である。水田面は北西から南東にかけてゆるやかな傾斜をもち、水田土壌は粘性がかなり高い。これを切り込む形で調査区北端に、As-Aを埋めた土坑があった。As-B下水田の下層20センチメートルで、Hr-FAに埋没した小区画水田が見つかった。調査区東端に幅1.4メートルの大畦があり、その西側に面積2平方メートルから3平方メートルで南北に細長い長方形の水田が並ぶ。短辺の畦中央に水口をもつ。水田面は、ほぼ平坦で長さ20センチメートル程度の人間の足跡が一面に見られた。水田土壌をふるいにかけたところ、イネ科植物の繊維が残っていた。出土遺物は高崎市教委に保管されている。〈関口修〉 |
| [文献] ◇『高崎市内遺跡埋蔵文化財緊急発掘調査報告書』 |