上並榎下松II遺跡(かみなみえさがりまつIIいせき)

  高崎市上並榎町字下松にある。1992年に住宅建設に伴って高崎市教委が発掘調査し、3面の水田が見つかった。最上層はAs-Bに埋没している。南北畦は0.9メートルから1.2メートルの距離で平行し、中央に南に下る水路がある。西側は「T」の字形に東西の畦が交差する。この1メートル下層では、Hr-FA下の小区画の水田が見つかった。水田は北西から南東にかけて規則正しく並び、面積は1.7平方メートルから4.8平方メートルで平均して3平方メートル程度のものが多い。東西の畦の中央が途切れて水口となっている。田面で521個の足跡を確認したが、15センチメートルから19センチメートルの大きさのものが大部分である。Hr-FA水田の20センチメートルほど下層は、As-Cを多量に含む層で、その下でも水田が見つかった。11面の水田を確認したが、台形や不定形のものが多く、面積は比較的小さい。畦の上面はかなり削平され低い。調査資料は高崎市教委に保管されている。〈関口修〉

[文献]
◇『上並榎下松II遺跡ほか発掘調査概要』 高崎市教委 1993

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