| 上中居早道場遺跡(かみなかいはやみちばいせき) |
| 高崎市上中居町字早道場、字西屋敷にある。井野川の2段目の段丘上に立地する。道路建設に伴って高崎市教委が発掘調査した。北西から南東方向に延びる微高地の南端近くの傾斜地に立地する。平安時代から近世の溝、近世の井戸、土坑、柱穴などが見つかった。溝の多くは地形に沿って北西から南東方向へと向かっている。そのうちの1本はかなり大規模なもので、水流の痕跡も見られることから、現在の矢中堰の旧流路として周辺の生産遺跡へ水を供給する機能を果たしていた可能性が高い。遺跡の東には反町屋敷と呼ばれる中世から営まれた館があり、上中居辻薬師遺跡として一部が調査されている。本遺跡の井戸から出土した近世陶磁器は、上中居辻薬師遺跡出土の陶磁器の傾向と類似しており、反町屋敷との関連性も考えられる。出土遺物は高崎市教委に保管されている。〈星野守弘〉 |
| [文献] ◇『上中居早道場遺跡』『上中居辻薬師遺跡』『上中居辻薬師II遺跡』 高崎市教委 1993・1989・1992 |