上滝社宮司東遺跡(かみたきしゃぐうじひがしいせき)

  高崎市上滝町字社宮司東にあり、井野川および広沢川左岸の低湿地へと移行する微高地上に立地する。1989年に鉄塔建設に伴って高崎市遺跡調査会が発掘調査した。古墳時代前期の土坑3基と時期不明の土坑、溝などがある。3号土坑は、最大径1.3メートルほどの不整円形で、深さ1.1メートルある。S字状口縁台付甕、壷、高坏、坩などが幾重にも重なりあった状態で出土した。胴部を穿孔されたS字状口縁台付甕も見られる。覆土は軟らかく、短期間に人為的に埋め戻されたものと観察できる。ほかの2基の土坑も、遺物の出土は少ないものの、3号土坑とほぼ同規模で、同様な性格の遺構と思われる。出土遺物は高崎市教委に保管されている。〈桜井衛〉

[文献]
◇『上滝社宮司東・斉田北遺跡』 高崎市遺跡調査会

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