| 庚塚遺跡(かのえづかいせき) |
| 太田市龍舞字庚塚にある。金山から南東約4キロメートルの低台地上に立地し、東方には低地が広がる。1978年に太田バイパス建設に伴って県埋文事業団が発掘調査した。中世の館の一部を調査し、溝12、井戸7、竪穴遺構、掘立柱建物などが発見された。堀や井戸からは、応永(1394−1428)年銘のある板碑や陶磁器類が出土しており、時期は、ほぼ13世紀から15世紀に限定される。調査区南側に隣接する浄光寺の寺伝から、当時佐貫荘で勢力を張っており、永享の乱(1438年)以後衰亡したと伝えられる舞木氏に関連する館と推測される。出土遺物は県埋文センターに保管されている。〈大木紳一郎〉 |
| [文献] ◇『庚塚・上・雷遺跡』 県埋文事業団 1980 |