| 金山古墳群(かなやまこふんぐん) |
| 利根郡月夜野町師字金山にあり、北側に金山を背負う南方に開けた標高420メートルから434メートルの尾根上に立地する。1981年に関越自動車道建設に伴って県埋文事業団が4基の古墳を発掘調査した。1号古墳(『上毛古墳綜覧』古馬牧村第29号)、2号古墳(同28号)、3号古墳(同27号)は同一尾根上にほぼ南北に並び、4号古墳(同34号)は東方160メートルの尾根上に構築されている。いずれも円墳で、7世紀前半から後半代にかけて構築されたと思われる。埋葬施設は自然石乱石積横穴式石室で、袖無型と両袖型が見られる。副葬品は直刀、耳環、玉類、鉄鏃、釧類などが見られ、1号古墳を除いて追葬が確認された。2号古墳からは成人4、小児1、乳児1計6体分の人骨が見つかっている。4号古墳では後世における墓前祭祀の状況が明らかになった。三峰山麓には数多くの古墳が分布するが、発掘調査された古墳として、貴重な資料である。出土遺物は県埋文センターに保管されている。〈石北直樹〉 |
| [文献] ◇『大釜遺跡・金山古墳群』 県埋文事業団 1985 |