勝保沢剃刀窪遺跡(かつぼさわかみそりくぼいせき)

  勢多郡赤城村勝保沢字剃刀窪にあり、赤城山西麓の山麓面に発達した標高約380メートルの台地上に立地する古墳時代後期の集落遺跡である。寺内遺跡と隣接し、本来は同一の集落であると推察される。1995年から1996年にかけて、工場建設工事に伴って赤城村教委が発掘調査した。Hr-FPに埋没していた集落であり、降下時の竪穴式住居1、作業小屋と思われる平地式建物2、垣や馬の蹄跡などが見つかっている。子持村の黒井峯遺跡、西組遺跡などと同様に、Hr-FPに直接埋没しているムラであり、古墳時代の村落構造を解明するうえで重要な遺跡である。出土遺物は赤城村歴史資料館に保管されている。〈小林修〉

[文献]
◇『群馬発掘最前線』 県立歴史博物館 1996

戻る