貝沢I遺跡(かいざわIいせき)

  高崎市貝沢町にある。高崎市街地の東北部にあり、東南に流れる井野川より西に約200メートルの自然堤防上に位置する。1993年にマンション建設に伴って高崎市教委が立ち会い調査し、この時に土器が多量に出土した。すでに遺物は動いてしまい、原位置での出土記録を取ることは不可能であったが、南に傾斜した地点に堆積していた黒褐色土中から東西方向に帯状に分布しながら出土した。完形品もあるが、大半は割れている。拳大や、それより少し大きい石の間に土器が重なり合ったり、石や石製模造品が入った状態で出土した。遺物は甕、坏、碗、高坏、小型甕、短頚壷、手捏土器、須恵器坏と臼玉、勾玉、鏡形の滑石製模造品である。出土遺物、そのほかの状況から祭祀場の可能性が非常に強い。古墳時代後期に比定される。出土遺物は高崎市教委に保管されている。〈神戸肇〉

[文献]
◇『高崎市文化財調査報告書』131 高崎市教委 1994

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