| 磯十二所遺跡(いそじゅうにしょいせき) |
| 佐波郡赤堀町磯にあり、赤城山東南麓の峰岸山東側に連なる南北に長い残丘陵上に立地する。蕨沢川や鏑木川など小河川が集まる地点である。1986年に送電線鉄塔建て替え工事に伴って赤堀町教委が発掘調査した。古墳時代後期のものと考えられる竪穴住居1棟が見つかり、縄文時代早期から前期にかけての土器片が出土した。十二所山南西低台地部分で縄文時代前期から後期にかけての土器片が発見されていることから、周囲に縄文時代の集落があるものと想定される。ローム層下部からはチャートや黒曜石などを母岩とした石器が出土している。チャート製の剥片を観察すると、打点が異なることから母岩を回転させて剥片を剥ぎとる方法をとっていると考えられる。出土遺物は赤堀町教委に保管されている。〈久保学〉 |
| [文献] ◇『下触下寺遺跡及び磯十二所遺跡発掘調査概報』 |