荒砥青柳II遺跡(あらとあおやぎIIいせき)

  赤城山南麓末端にあたる前橋市二之宮町の二之宮小学校校庭にある。1994年にプール建設に伴って前橋市埋文調査団が発掘調査した。縄文時代では前期の諸磯b式土器と石器を持つ土坑、古墳時代は後期の6世紀後半から7世紀後半にわたる竪穴住居が12棟あって、本遺跡の中心をなしている。いずれも豊富な遺物をもち、竪穴住居の配置に規格性が感じられる。8世紀後半にも竪穴住居群が造られるがその間は空白期があり、竪穴住居の規模も小型化する。その後の時代の竪穴住居は見つかっていない。周辺の遺跡の状況からみると、集落が台地縁辺から台地内部に拡大してゆく時期のものと考えられる。中・近世では井戸と土坑が見つかっている。また、「天」を表す則天文字が刻まれていた須恵器の蓋が採集されている。出土遺物は前橋市教委に保管されている。〈井野誠一〉

[文献]
◇『荒砥青柳II遺跡』 前橋市埋文調査団 1995

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