| 赤城遺跡(あかぎいせき) |
| 佐波郡玉村町宇貫にあり、前橋台地南端部の微高地上に立地する。遺跡のすぐ南には烏川が東流する。1989年から1990年に玉村町教委が発掘調査した。古墳時代初頭の方形周溝墓12、溝1、近世の井戸5、溝9などが見つかった複合遺跡である。方形周溝墓や溝からは石田川式土器片、井戸からは近世陶磁器片が出土している。特に方形周溝墓群は近接する周辺遺跡との関連が重視される。下郷遺跡の方形周溝墓群と同じ墓域に含まれると考えれること、宇貫遺跡、赤城II遺跡の墓と推定される土坑、上之手八王子遺跡の竪穴住居、方形周溝墓との関係を明らかにすることが課題となるが、古墳時代初頭の社会形態を研究する上で重要な遺跡である。出土遺物を含む資料は、玉村町教委に保管されている。〈笠原仁史〉 |
| [文献] ◇『下郷遺跡』 県教委 1980 ◇『玉村町の遺跡』 玉村町教委 1992 |