| 赤石城址(あかいしじょうし) |
| 前橋市飯土井町字城山にあり、神沢川右岸で大胡県道と農免道路が交差する地点に位置する。1977年にほ場整備事業に伴って県教委が発掘調査した。調査区は赤石城本丸に並列する南郭の外側部分で、深さ約2メートル、上端部幅約6メートルのV字状断面の堀が東西方向に見いだされた。さらに堀の南側に平行して柱穴列も確認されている。『伊勢崎風土記』によると、本城は赤石左衛門尉によって築城され、その後大永元(1521)年には伊勢崎へ本拠を移したという。『群馬県古城塁址の研究』によると、本丸は高さ4メートルの土居をめぐらし、南と北に虎口を開き、西側は谷地形で北辺から東辺と南辺の3方に堀があったという。本丸を挟んで南北に郭を持つ並郭構造で、北郭には折れがあり追手虎口が開く構造であった。1960年代ごろまでは城跡の景観が見られたが、現在は北郭の一部が残存するのみでその面影をとどめていない。調査資料は県埋文センターに保管されている。〈内田憲治〉 |
| [文献] ◇『荒砥前原遺跡 赤石城址』 県埋文事業団 1985 |