事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報

本遺跡は、吾妻川の蛇行によって南に大きく突き出た、左岸の中位河岸段丘上に位置しています。JR長野原草津口駅から東側に450mほどの旧吾妻線の線路敷が今年度の調査区で、遺跡の標高は590ｍ前後です。
調査は東西に分かれた調査区のうち東側の調査を行いました。調査区が狭小であったため、トレンチを3か所設定し調査を行いました。線路敷設のための盛土が厚く堆積しており、安全な掘削深度を超えて土砂の堆積していたため、下部を確認することはできませんでしたが、最も東側の部分では、天明泥流下の当時の地形を確認しました。
今後は西側の調査区に当たる2区の調査を行っていく予定です。