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石畑Ⅰ岩陰(いしはたいちいわかげ)遺跡

令和元年6月 調査
調査場所
吾妻郡長野原町川原畑地内
調査期間
令和元年5月1日~令和元年8月31日
調査原因
八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査
委託者
国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所
主な時代
縄文・平安・近世
遺跡の内容
石畑Ⅰ岩陰はJR川原湯駅の北東約2㎞にあり、景勝吾妻渓谷に隣接する遺跡です。吾妻川の川幅が特に狭くなり、左岸の岩山がせり出した所にあります。標高はおおよそ505mあり、河床とは15mほどの高低差があります。遺跡は、この岩山の下のいわゆる岩陰と旧JR吾妻線の軌道部分、旧国道145号線沿線に分けて調査区を設定しました。(写真1)。今年度の調査は、最終地点の旧JR吾妻線の軌道部分の調査を行っています。
6月の調査は、天明泥流及び天明泥流発生直前の噴火火山灰As-Aを斜面地で確認し、被覆状況の記録を行いました。(写真2)
連絡先
石畑Ⅰ岩陰調査事務所 070-2815-3900
写真1 第1面 調査風景(西より)
写真2 第1面 天明泥流下のAs-A確認状況(南より)