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下湯原(しもゆばら)遺跡

平成31年4月 調査
調査場所
吾妻郡長野原町大字川原湯地内
調査期間
平成31年4月1日~令和元年7月31日
調査原因
八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査
委託者
国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所
主な時代
中世・近世
遺跡の内容
下湯原遺跡は、吾妻川右岸の東西に延びる段丘面上にあり、南側は所々山麓地形がせり出しています。標高は約520mあり、見上げると八ッ場大橋が横断しています。4月の調査では遺跡地西端部のA-4区、1面(近世)の調査を行いました。
A-4区1面は天明3年の浅間山噴火に伴う天明泥流に埋もれた畑が確認できました。畑の畝は約30㎝間隔で並んでおり、山肌と平行にほぼ東西方向に延びています。畝の間にはAs-A軽石が堆積していました。
連絡先
下湯原遺跡調査事務所 090-2652-8848
写真1 A-4区1面(近世)畑調査風景(西から)
写真2 A-4区1面(近世)全景空撮(上が北)