上武国道地域遺跡説明会が開かれました

−寒い風の中、見学者300名−
 国道17号(上武道路)改築工事に伴って、県埋文事業団が平成11年から前橋市富田町・江木町で発掘調査している、富田漆田遺跡・富田下大日遺跡・江木下大日遺跡を中心とする上武国道地域遺跡説明会が、11月18日(日)に開催されました。
 当日、現地では、古墳時代・平安時代の住居や掘立柱建物(富田下大日遺跡・江木下大日遺跡)、旧石器時代遺物の調査(富田漆田遺跡)、縄文時代の住居や古墳の石室の調査(富田下大日遺跡)など、発掘調査の様子も公開されました。また、展示室では、国道50号以北の6遺跡から出土した旧石器や各時代の土器などの遺物のほか、平安時代のロクロピットや須恵器を焼いた窯の模型が展示されました。
 特に、富田下大日遺跡の平安時代の住居から出土した、鍛冶用の金槌は珍しい遺物として注目され、翌日の新聞にも取り上げられました。
 熱心に解説員に質問したり、カメラのシャッターを切る考古学ファンや、近隣の小中学生の見学者も多く見られ、解説員が特別に説明するという場面もありました。
 今回の遺跡説明会では、寒い風の中、300名もの見学者に来ていただくことができました。地元の皆様、群馬県教育委員会、国土交通省高崎工事事務所をはじめとする多くの皆様のご協力をいただきました。深く感謝申し上げます。