上武国道地域遺跡説明会がひらかれました

−見学もゲームも、楽しかったですか?−
 群馬県埋蔵文化財調査事業団では、1月11日の土曜日、前橋市江木町にある萱野U遺跡を会場に、上武国道地域遺跡説明会を開催しました。
 萱野U遺跡の発掘調査現場では、縄文時代の暮らしのあとを、どのように調べているのか、調査の体験も交えて、見ていただきました。この遺跡で見つかった、口のほうが狭く、底が広いという、群馬県ではめずらしい形の貯蔵穴や、最近注目されている縄文時代の掘立柱建物なども見ていただくことができました。
 発掘調査事務所を臨時の展示室にして、平成14年度に発掘調査した9つの遺跡の写真パネルや出土品の展示もしました。中でも、縄文時代の装飾品や、荒砥前田U遺跡の「女堀」の発掘調査に興味を引かれた方が多かったようです。
 上泉西唐ノ堀遺跡の発掘調査では、縄文時代の石皿と磨り石が重なった形で見つかったのですが、見学に来られた専門家の方に、とてもめずらしいことだ、と教えていただいたりもしました。
 また、萱野U遺跡で見つかった縄文時代のドングリ(炭になった小さなかけらですが)にちなんで、縄文人の道具だった石と、現代のトンカチやペンチとで、ドングリを割る体験コーナーや、どんぐりを使ったゲーム、縄文土器の写真を使ったパズルも楽しんでいただきました。
 発掘現場も、展示室も、見どころがたくさんあったので、フィールドビンゴを使って、見学を進めていただくことにしました。皆さん、鉛筆とビンゴカードを持って、クイズを解いたり、体験学習に挑戦したりしながら、見学していました。
 300人もの皆さんに来ていただき、寒い中でしたが、ゆっくりと見学していただきました。中には3時間近くも見学して、おまけのゲームまで楽しんだ小学生もいました。
 遺跡のとなりにある、萱野団地の皆さん、近くの桂萱東小学校の皆さんには、とてもお世話になりました。また、共催してくださった群馬県教育委員会、国土交通省高崎工事事務所をはじめとする多くの皆様のご協力をいただきました。ありがとうございました。