国道354号玉村バイパス建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査
斉田竹之内遺跡 現地説明会 開催される
−見学者総数 329名−
国道354号線建設事業に伴う事前の埋蔵文化財発掘調査で、玉村町の斉田竹之内遺跡・福島飯玉遺跡の現地説明会を2月2日(土)に開催しました。当日は寒中にもかかわらず、早朝より地元の方々をはじめとして、東京からの方々も含め多数見学者の方に来跡していただけました。見学者総数は329名でした。
幅13メートルの巨大な中世の「用水堀」と、その北と南側に造られた「方形の館」を中心として、出土した資料も見学していただきました。中国製の青磁の碗、美濃地方で焼かれた陶器、また硯(すずり)や茶臼(ちゃうす)などとともに、日常の生活で使用された素焼きのスリバチや灯明皿(とうみょうざら)なども発見されています。
玉村地域は、古代から中世にかけて「玉村御厨(たまむらみくりや)」がおかれ、上野国の中心地の一つとして栄えていました。今回、公開した遺跡は、13世紀の資料も含め、14世紀から15世紀の南北朝から戦国時代にかけての遺構でした。しかも、一辺50メートルから70メートル程の「方形の溝で区画された館」は、この地を治めた領主層を直接支えた上層農民の屋敷群ではないか、という歴史解釈が注目されています。
現在でも、発掘調査は継続されていきます。刻々と進行していく発掘調査で、さらに玉村地区の様子が解明されると期待されています。
なお、現地説明会では地元の皆様、県教育委員会文化財保護課、伊勢崎土木事務所、玉村町教育委員会はじめ、多数の方々のご協力を頂き、厚く感謝申し上げます。今後とも、埋蔵文化財の発掘地調査に対して、ご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。