平成20年度調査遺跡発表会の開催について
 平成19年度に発掘調査や資料整理を行った県内の遺跡から、特に話題となった下記の6遺跡を選んでその成果を発表し、 最新の考古学研究の視点により群馬県の原始から近世の歴史を解き明かします。
上白井西伊熊遺跡
上白井西伊熊遺跡から出土した瀬戸内技法による2万年前の石器群
(左から、復元された接合資料1点、翼のような形をしたかけら1点、国府型ナイフ形石器2点)
     
東宮遺跡
遺物出土状況(竹かごに収められた漆椀やしゃもじなど)
南原間遺跡
竪形炉(製鉄炉)
西川原古墳群
調査した古墳の石室
 
日高遺跡
弥生時代後半の環壕
天良七堂遺跡
上空から見た新田郡庁全景
(上が北)
 

■発表会の内容
 
遺跡名(市町村名)
内容
講演者
東宮遺跡(吾妻郡長野原町) 天明3年(1783年)の浅間山噴火に伴う泥流で呑み込まれた屋敷跡が発見され、江戸時代の民家の構造や生業などが明らかになった。 篠原正洋(当事業団職員)
南原間遺跡(伊勢崎市) 製鉄から鉄器製作まで一連の遺構が発見され、平安時代の上野国では活発な製鉄が行われていたことが明らかになった。 笹澤泰史(当事業団職員)
西川原古墳群(利根郡川場村) 耳飾りや鏃、小刀、象嵌が施された大刀鍔などの武具を伴う古墳時代終末期の小形円墳と古代の集落の様子が明らかとなった。 神谷佳明(当事業団職員)
上白井西伊熊遺跡(渋川市) 関東地方では初めて発見された2万年前の瀬戸内技法による旧石器時代の石器製作跡。集団移動や社会の様子を知るための重要な手がかりを得た。 大西雅広(当事業団職員)
日高遺跡(高崎市) 国の指定史跡であり、弥生時代後期の堀で囲まれた環壕集落や円形周溝墓と水田跡の全貌が明らかになった。 小泉範明(高崎市教育委員会)
天良七堂遺跡(太田市) 平安時代の新田郡庁と推定される長大な掘立柱建物跡が発見され、建物の配置が上野国交替実録帳の文献記録と一致した。 小宮 豪(太田市教育委員会)

日 時 平成20年6月8日(日)午前10時20分〜午後3時(午前10時開場)
場 所 前橋テルサ ホール(前橋市千代田町2-5-1)
http://www.maebashi-terrsa.or.jp/
駐 車 指定駐車場(市営パーク千代田・市営パーク5番街)をご利用の場合は、無料
定 員 496名
参 加 事前の申し込みは不要
主 催 財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団
問い合わせ 〒377-8555 渋川市北橘町下箱田784-2
財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団普及情報グループ
電話0279-52-2513