西長岡宿遺跡・現地説明会開催される

−西長岡宿遺跡担当者の感想一
 北開東自動車道建設に伴う発掘調査が太田市では西長岡宿遺跡で継続しています。平成14年3月9日(土)の午前10時から午後3時30分まで、この遺跡の中間報告を兼ねて現地説明会を開催しました。多くの方々に遺跡を見学していただけるように次のような宣伝活動をしました。まず、開催日の半月前に地元強戸地区の住民の方たちに区長さんを通して回覧板で案内を回していただきました。
 また当日は公立の学校が休日に当たるため周辺の小学校、中学校にも直接伺い、先生方や児童、生徒への周知を図っていただけるようお願いしました。マスコミヘの報道は開催5日前の4日(月)に太田市記者クラブに出向き内容の説明をさせていただき、特に上毛新聞には大々的に取り扱っていただきました。
 開催側の体制として今回の現地説明会は発掘遺跡説明会揚、出土遺物展示会揚、古代技術(火起こし、土器文様、粉引き)体験会場の3会場を設営し、東毛調査事務所の同僚を含め10名が運営のスタッフとして協力していただきました。また隣接する薮塚本町教育委員会からも縄文晩期の遺跡として有名な石之塔遺跡の出土品の展示とその解説に文化財担当者が終日、参加してくれました。
 当日は朝から夕方まで風のない穏やかで暖かな天候に恵まれました。さらに事前の宣伝効果と現場の作業員さん達の家族や知り合いの方たちも多数見学に押しかけ、総数550人を数えました。
 記帳していただいた結果を分析しますと、これらの見学者のうち、大人は8割、小中学生は2割で高校生の参加はありませんでした。地域別では地元が25%、市内が25%と太田市からの見学者が全体の5割をかぞえました。続いて多い順に伊勢崎から11%、薮塚本町からは9%、そして前橋、佐波郡東村、境町、新田町と続きます。地元の関心の高さと今後の広報の必要性を痛感しました。
 今回の発掘の成果は「現地説明会・パンフレット」をご覧ねがうとして、今後この地域は、旧石器時代から、縄文、弥生、古墳時代さらに古代、中世と、どの時代をとっても大変興味の湧く地域と考えられます。今後の現地説明会の開催については今回の宣伝方法や見学者の傾向などを十分生かしてさらに多くの考古学ファンの参加記録を目指したいと考えています。