ホームページ開設記念行事第2弾ワークショップより
 現在、事業団では火おこしの体験学習をしたいという学校からの依頼や日曜開館などで見学に訪れた人たちには、「まいぎり」を使って火おこし体験をしてもらっています。この「まいぎり」は近世に現れた火おこし方法だと考えられています。縄文時代は「もみぎり」を使ったのではないかと考えている私たちには、体験を始める前に「これは比較的最近の火おこし方法で縄文時代は「もみぎり」だと思われます。」と注意をうながしますが、「まいぎり」で火おこしを体験してもらうことに抵抗感がありました。
 平成13年5月20日(日)に開催されたワークショップではそのことをふまえて、より良い体験学習をするためのワークシート作りばかりでなく、火おこしの体験学習そのものにも話題が広がりました。
 縄文時代の火おこし体験ということで火おこしを行う場合、やはり考古学的成果にのっとり「もみぎり」を使った方が良いという意見が多かったのですが、それには問題点も伴うということが出てきました。以下に当日の意見をまとめます。

良い点 問題点
まいぎり 着きやすい?
見た目が良い
ヨーヨーみたいで楽しい
考古学的には否定的
製作、メンテナンスが大変
もみぎり 考古学的成果に忠実
制作、メンテナンスが容易
着きにくい?
ひもぎり 着きやすい 材料の吟味が大変
ゆみぎり 考古学的には存在を否定できない 着きにくい?

 まいぎりは縄文時代じゃないよと言っても、体験は子供たちの中に強烈な印象として残り、のちのち誤解を生みやすいのではないか。また、教材としては火が起きたという達成感も子供たちには大切だということになってきました。こうして私たちの意見は「考古学的に正しくて、なおかつ火が起きやすい火おこし法」を事業団の火おこし体験にしたいという方向にまとまりました。つまり、「火の起きやすいもみぎり」の開発が大事だということになったのです。
◆ 火おこしの様子
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火おこしワークシート