吾妻川の流長は76.2km。
 水源は上信国境の鳥居峠付近で、渋川の合流点との比高1150mを利用した水路式発電所が支流もあわせると30カ所もあり、関東有数の電源地帯となっています。

 長野原町と吾妻町の境界にある「吾妻渓谷」は「関東の耶馬渓」と呼ばれ昭和10年国の名勝に指定されています。

 この吾妻川は、現在の浅間山や白根山が形成される前には、現在とは全く逆の長野県の上田・小諸方面へ流れていたと考えられています(古吾妻川)。

 その後、浅間火山の活動により、せき止められて「古嬬恋湖」と呼ばれる幻の湖が形成されたと推定されていて、その後、湖水は東側の吾妻渓谷付近から流れ出すようになり、現在の流路になったと考えられています。

 酸性河川である吾妻川では、上流の湯川に中和工場が設けられて、石灰が常時注入されています。