(みつでらいちいせき)
−群馬郡群馬町三ツ寺・古墳時代−
全国で初めて古墳時代の豪族の館(やかた)として発掘された遺跡。
発掘調査では、古墳の葺(ふ)き石と同じように石を葺いた水濠がめぐっていました。 壕の中には、建物や祭祀の跡が発見されました。
現在は、新幹線の高架下に埋め戻され、遺跡自体は見ることはできませんが、案内版と近くのかみつけの里博物館に出土遺物が展示されています。
■ 見学案内
JR前橋駅から関越交通バスで土屋文明文学館行き三ツ寺停留所下車(駅から約25分)
■ ここがポイント
古代の豪族のお墓は、前方後円墳としてしられていましたが、豪族の館は、三ツ寺I遺跡が発見されるまで、埴輪から想像するだけでした。三ツ寺I遺跡が発見されたことで当時の豪族の館や暮らしの様子がわかるようになったのです。
館は、出土遺物から5世紀後半から6世紀始めの頃のものと考えられます。水濠で囲まれた中に柵をめぐらせ、堅穴住居や掘立柱の建物、石敷の遺構があり、館、倉庫、祭祀の場、従者の住居などがあったと考えられます。
館の主は、近くにある保渡田古墳群にある大きな前方後円墳に埋葬されたと考えられています。
■ もっと知りたい!
すぐ近くにあるかみつけの里博物館には、この遺跡から出土した遺物が展示して在ります。また、博物館の近くには、三ツ寺I遺跡と関連した保渡田古墳群があり、埋葬施設(石室)が見られます。
<関根 愼二>