(ほりこしこふん)
−勢多郡大胡町堀越・古墳時代−

 赤城山南麓の中央の大胡町に堀越古墳があります。台地の斜面部分に造られています。古墳時代後期の今から1350年位前に造られた、丸い形をした円墳で、死んだ人を納めるために石を積み上げて造った横穴式石室があります。
 保存状態が非常に良く、当時の姿を良く留めているので、是非見学して欲しい古墳の一つです。


■ 見学案内
上毛電鉄「大胡駅」下車、徒歩15分。

■ ここがポイント
 大きさは直径25m程、截石切組造(きりいしきりくみづくり)の横穴式石室を南に向け、石室の前には、台形に広がる「前庭部」(ぜんていぶ)が造られています。
 前庭部は遺体を埋葬後に、お祀(まつ)りした場所で、今の時代の死んだ人の供養に似たことをしたのかもしれません。

■ もっと知りたい!
 石室は安山岩と呼ばれる岩を四角く加工し、大きさが合わない所は更に組合わさるように削って造っています。
 石室の全長は7m。遺体を納めた玄室という奥の部屋は、長さ3.2m・幅1.9mあります。
 玄室と前庭部の間は、羨道(せんどう)と呼ばれる通路状の造りがあり、長さ3.4m・ 幅0.8mあります。
 発掘調査は外側の施設を調べるために行われ、回りには、幅3mの堀があることが分っていますが、石室は昔から開いていたため、遺物などはまだ発見されていません。
 古代にこの周辺では最も力を持っていた豪族の墓であると考えられます。

<木津博明>