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現代の農具でも長い期間放置しておくとくさります。土器のように当時のまま残る物はまれです。自然の木などを使った農具はほとんどくさってしまい、鉄でもさびが出てくさっていきます。ですから発掘調査で住居跡から農具が発見されることはほとんどありません。もし残るとしたら、水が湧いてくるような湿った場所に限られます。
県内で発見された農具も湿った場所で発見されています。
関越自動車道建設に伴う発掘調査で高崎市新保町にある新保(しんぽ)遺跡では、弥生時代前後の古い川の跡から大量の木で作られた農具が発見されました。形は、今の農具とほとんど同じなので何に使われた農具かすぐ分かりますが、ほとんど木で作られています。当時、鉄は貴重品であり、農作業用などの消耗品(しょうもうひん)として使われていなかったと考えられます。
当時の人は堅い木を選び、石斧(いしおの)などで木を切り出し、それを薄く加工していました。その作業も大変だったと想像できます。
農具の名称と使い方(土木用にも使われた)
鋤(すき)・・・土を掘る道具。
鍬(くわ)・・・浅い溝掘りやならしに使う。
又鍬(またくわ)・・・ 土を掘り起こす。二又、三又
広鍬(ひろくわ)・・・土をならす・除草作業?。
エブリ・・・土をならす・除草作業?。刃の部分がギザギザ。
田舟(たぶね)・・・もの(稲)を運ぶ
杵(きね)・・・籾(もみ)を取る。餅つきのように、臼(うす)とセットで上下に落とす。
その他、地方により色々な道具があり、調べてみるとおもしろいかも。
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