下の写真の黒いものは何でしょうか?
 これは、松井田町の行田大道北(おくなだだいどうきた)遺跡で見つかった、縄文時代のドングリなどの木の実で作られた、クッキー状の食べ物です。何千年もの長い間、土の中に埋まっていたので、炭のようになってしまいましたが、作った当時はどんな味がしたのでしょうね。一度、食べてみたいですね。
 群馬の縄文時代の遺跡からは、ドングリなどをすりつぶすために使用した石皿やすり石がたくさん見つかっています。この遺跡からも、縄文クッキーを作った石皿やすり石が見つかりました。

松井田町 行田大道北遺跡出土の縄文クッキー(松井田町教育委員会 蔵) 松井田町 行田大道北遺跡出土の縄文クッキー(松井田町教育委員会 蔵)

 桐生市の金竜台(きんりゅうだい)遺跡では、貯蔵穴(ちょぞうけつ:木の実などをたくわえる穴)が見つかっており、中からクリが発見されました。また、千網谷戸遺跡では、炭化したオニグルミなども見つかっています。 
 このように、縄文人は、秋の山や野原でとれる、木の実を食べていたこと、たくさんとれた木の実を貯蔵穴にたくわえていたことがわかります。
 また、遺跡からは見つかっていませんが、季節にとれるワラビやフキ、キノコなども食べていたのでしょうね。