調査研究館では、発掘した遺跡の説明や図・写真がのった本をつくるための仕事を行っています。これを整理作業といいます。遺跡を見ることができなかった人が、本を読めばその遺跡のことがわかるようにするためです。では、報告書という本をつくるための仕事について写真を見ながら説明しましょう。 

接合・復元(せつごう・ふくげん)の仕事
接合作業
接合作業
 右の写真は発掘で見つかった土器や石器・はにわを、もとの形に復元するために接着材を使ってつなぎ合わせているところです。ほとんどの土器は割れていたり、こわれたりした状態で見つかることが多いので、はへんをつなぎ合わせて復元する作業はとても根気のいる仕事です。小さなはへんをつなぎ合わせて1mをこえる大きな土器ができることもあります。
実測(じっそく)・写真撮影の仕事
実測作業
実測作業
 調査研究館で作る本は文章だけではなく、写真や図ものせます。下の写真はもとの形に復元された土器や石器・はにわなどの特徴(大きさ・作り方・もよう)が、本を読む人に正確に伝わるように図で表しているところです。
図面整理の仕事
トレース作業
トレース作業
 発掘した場所は調査が終わるともとの状態に埋めもどしたり、新しい道路ができたりして、二度と見ることはできません。そこで、見つかった土器や石器、はにわなどが、どこからどんな状態で見つかったのかを図に記録しておく必要があります。
 右の写真はそういった図を見直したり、本にのせるために見やすい大きさに変えたりしているところです。

保存処理(ほぞんしょり)の仕事
保存処理
保存処理
 発掘で見つかるのは、土器や石器・はにわだけではなく、木や金属でできている物もあります。木や金属でできている物はくさったり、さびたりしてしまう心配があります。そこで、下の写真のように、きれいにさびを落とし、特別な薬品を使って保存します。もちろん、木や金属の製品も実測や写真撮影などの作業もします。
本の完成
本の完成

 整理作業はどんな仕事かわかりましたか。こういった仕事をして写真のような本が完成します。もっとくわしく整理作業の仕事について知りたい人は、調査研究館に見学に来てください。