モノの凹凸から歴史を読み取る 小林 正研究員

 拓本とは、紙と墨を使ってモノの表面の文様や文字を浮かび上がらせる方法です。
まいぶん事業団の研究員は、考古学資料の記録化にあたって、モノの特徴や本質にせまることができるような表現方法の工夫を行っています。その中で拓本は、写真・実測図とならんで記録方法の三本柱ともいわれています。

磨り減って肉眼ではよく見えない土器の文様を復元したかのような拓本。
複雑でわかりにくい鏡などの文様を浮き彫りにした拓本。
表面がでこぼこした石碑などの文字をはっきりと写し出した拓本。
 1000年以上も前から行われている紙と墨を使っただけの手法が、今も有効な記録方法として重要な位置を占めているのはどうしてなのでしょうか。どうすれば、わずかな凹凸からモノの情報を浮かび上がらせる美しい拓本がとれるのでしょうか。
 研究員の小林 正さんに拓本のとり方や歴史について聞いてみました。
拓本と考古学
拓本の歴史
拓本のとり方
いろいろな拓本