縄文土器と弥生土器は、どちらも粘土ひもを積み上げてつくるのは同じ。ところが、最近の研究でその焼き方が違うことがわかってきました。 土器の表面にのこる、焼きムラの黒いシミ(黒斑:こくはん)のつき方は縄文土器と弥生土器で少しちがいます。縄文土器はまだら、弥生土器は大きな円形に黒くなっています。 これは、普通のたき火のように焼く方法(野焼き)と上から泥などをかぶせて焼く方法(おおい焼き)のちがいによるものなのです。弥生土器の丸い黒斑は地面について空気がうまく回らなかったところで、ほかはきれいに焼けています。 ちょっとしたちがいですが、この方法のおかげで弥生土器は均質(きんしつ)に硬く焼き上げることが簡単にできるようになったのです。 また、縄文文化の名残り(なごり)をのこす東北地方の弥生土器は、ふつうの野焼きで焼いたらしく、こんな所にも縄文土器の根強い伝統を見ることができます。 |
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