イノシシ トリ
イノシシ トリ
 縄文土器の文様(もんよう)は、その名の通り縄をころがした縄文を多く使いますが、上から下まで大部分を文様で埋めつくし、粘土を盛り上げたり、彫刻のように彫ったりする立体的な文様が特徴といえるでしょう。  
 くねくねとグロテスクに見える文様でも、イノシシやヘビなどの動物や、縄文人のあがめる神様が文様のモデルだったようです。

 下の写真は、土器に描かれた文様を巻物をひろげるようにのばしたものです。四角く区切った中に少しずつちがう絵のような文様がえがかれています。絵巻物のように、それぞれが物語の一場面を表してるのでしょうか。
 縄文土器の文様にはただの飾りというより、縄文人の祈りや感謝の気持ち、あるいは祖先から伝わる物語を表現したかのような例が多く見られます。  文様の解読にはまだ誰も成功していませんが、山や海など自然のなかに暮らし、自然に対するおそれと感謝の気持ちを持っていた縄文人の心で見つめれば、文様の意味を解明することができるかもしれません。

縄文土器の文様の展開写真